【保存版】アイアンの振動数について
皆さんは振動数を気にしていますか?
最近はドライバーの振動数について十分な知識を持っている方も多く、
「このドライバーの振動数はいくつですか?」
このようなお問い合わせがとても増えました。
しかし、そのわりに意外と知られていないのは
【アイアンの振動数】です。
今回は主要なシャフトの振動数を御紹介していきます。
《計測方法》
・5番アイアンの数値を計測。
・テーパー仕様を計測。パラレルは計測していません。
・ヘッドバランスや長さを統一した計測ではありません。
※数値はあくまでも目安です。多少の誤差はご了承ください。
■振動数330cpm以上
【主なシャフト】
・DG EX TOURISSUE(X100) 約337cpm
・DG HT(X100) 約332cpm
・MODUS 125(X) 約336cpm
この範囲はまさにプロやパワーヒッター向けと言えるスペック。
中~重量級の硬さ「X」の場合、おおよそ330cpm以上という事ですね。
■振動数320~329cpm
【主なシャフト】
・DG EX TOURISSUE(S200) 約324cpm
・DG HT(S200) 約320cpm
・MODUS 115(S) 約324cpm
・KBS TOUR(S) 約327cpm
そのほかでは「スチールファイバー i110cw(S)」の約324cpm、「スチールファイバー i95cw(S)」の約321cpm等々。
代表的な中~重量級シャフトの数値がこのあたりです。
■振動数310~319cpm
【主なシャフト】
・MODUS 105(S) 約318cpm
・NS950GH(S) 約312cpm
・NS950 neo(S) 約314cpm
・DG120(S200) 約318cpm
・DG105(S200) 約310cpm
・MCI-100(S) 約312cpm
軽量スチールの代表格「NS950GH/neo」がこのあたりです。
そして、振動数について『同じ数値=同じ硬さ』と思っている方は要注意です。
※以前のブログ(→コチラ)でも説明しましたが、キックポイントが先調子の場合は数値が上がりやすく、手元調子は数値が上がりにくいという条件を踏まえて判断しなければいけません。『同じ数値=同じ硬さ』ではないのでご注意下さい。
■振動数290~309cpm
【主なシャフト】
・MODUS 120(S) 約306cpm
・MODUS 105(R) 約298cpm
・NS850 neo(S) 約295cpm
・NS850GH(S) 約299cpm
・NS850GH(R) 約290cpm
・スチールファイバー i95cw(R) 約301cpm
・RAUNE i90(S) 約290cpm
おおよそこの範囲がHS40~43前後の方が振りやすい数値です。
重量的には軽量級がメインになってきます。
■振動数289cpm以下
・NS850 neo(R) 約286cpm
・Zelos 8(S) 約275cpm
・DG95(S200) 約288cpm
・MCI-70(S) 約282cpm
このくらいになれば硬さが「S」だとしてもだいぶ振りやすくなります。
但し、シャフトのしなりもそれぞれ個性があるので、ご自身のスイングとマッチしない場合は硬く感じるかもしれません。
■最後に
度重ねになりますが、
振動数は『同じ数値=同じ硬さ』ではありません!あくまでも『参考にするデータの一つ』です。
検討中のモデル/シャフトがある場合や、自分でもそのシャフトが振れるかなぁ?と迷っている場合など、以前のブログ(→コチラ)と合わせて参考にしていただければと思います。
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