進化している中身を探る~ボール編~

昨日予告させて頂いた通り、本日はゴルフボールの中身のお話をさせて頂きます。

 

昨日お話させて頂いた通り、ボールがゴム製になったのは1840年代。

以降、使われるゴムの素材や製法なども改良されてきました。

ゴムを丸く形成しただけのガッタパーチャボールから

芯球に糸ゴムを巻きつけて樹脂で覆うハスケルボール(これが糸巻きボールの始祖でした)になり、

その後に糸巻きボールが生まれました。

糸巻きボールはお使いになられていた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そして、現在のソリッドボールに至ります。

このソリッドボールも、黎明期は飛距離性能には長けていたものの打感は糸巻きボールに比べて硬かったため、

プロは糸巻きバラタボール、アマチュアはとにかくよく飛ぶソリッドボールという住み分けがされていました。

しかしそこに、ソリッドボール革命を起こしたゴルフボールの雄、Titleist PRO V1が誕生しました。

 

 

 

 

 

L1

 

 

 

 

 

 

 

 

(こちら、現行モデルのPROV1。

余談ですがPROV1という名称、USGAやR&Aに提出するために付けた仮名だったそうです。

それがそのまま採用になったとか)

 

 

 

当時のプロたちも驚いた糸巻きバラタボールに匹敵するソフトな打感と優れた飛距離で、

それまでの「糸巻きボールのTitleist」のイメージをを瞬く間に「PROV1のTitleist」に

変えてしまいました。

 

そもそも黎明期のソリッドボールは素材こそ革新的でしたがその構造は1ピースとむしろガッタパーチャボールにまで遡っていたかのような設計でした。

それが反発力の強いコアにソフトな素材のカバーの2ピースになり、更にはコアとカバーの間に中間層を設けた3ピース構造と進化していきました。

(ちなみに初代PROV1は3ピース構造です)

そして今。

ボールは3ピース、4ピース、5ピースと多岐に渡り、コアや中間層の素材も様々です。

全体の傾向としては徐々に徐々に硬めになっているのに加えて昨日お話させて頂いたディンプルの恩恵もあり、

ロングゲームでは全体的にサイドスピン・バックスピンともに少なくなり飛んで曲がらない球筋が容易に、

ショートゲームでは食いつくような打感とバックスピンを実現しております。

また、いわゆるディスタンス系のボールでも硬いコアの外にソフトな中間層やカバーを採用し、

よく飛ぶのにソフトなモデルも増えております。

 

皆さん!ボールは一番変えやすいゴルフギアとも言われておりますよ!

食わず嫌いせず、様々なボールを試して頂き、飛び、打感、スピンなどで満足出来る逸品を

見つけてください!

もちろん、ゴルフボールのご用命もGOLF EFFORTへどうぞ!!

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