ボールの”アレ”にまつわるエトセトラ
皆さん、ゴルフボールのディンプルはご存知ですよね?
確認のために一応お話させて頂きますと要するにはゴルフボールの表面のクレーター状のアレです。
本日お話させて頂くのはこのディンプルについてです。お付き合い下さいませ。
このディンプル、どういったものであるかはなんとなーくくらいにはご存知の方も多いと思います。
こちらはボールが飛ぶ最中に発生する空気抵抗の軽減や揚力を発生させるために存在しています。
そしてこれが極力ボール表面全体をカバーしている方がより効果が高い事も科学的に証明されています。
一例として写真を上げましたTitleist PRO V1も、昔はPRO V1のロゴ文字の上に存在しましたシーム(継ぎ目)を、ある時期のモデルから排除し、シームレスデザインに生まれ変わっております。
また、このディンプルの大きさ、個数、深さなどはリニューアルされる毎に毎回変わっており、
飛距離性能の向上に貢献しております。
Callawayのボールは約10年程前に誕生しましたHX(ヘックス)ボールからディンプルの形状を
従来の丸いクレーター状ではなく六角形にし、ボール全面を覆う事に成功しております。
と、まぁ飛距離アップやボールの散らばらなさに貢献しているディンプルですが、
案外知られていないのがその起源。
起源は1900年ほどまで遡ります。
~~~~~以下しばらくゴルフボールの昔話になります~~~~~
そもそもゴルフボールは当初、羽毛を皮で手縫いで包んだフェザリーボールと呼ばれていたものが主流でした。
が、その当時は製法の問題もあり大変高価だった上に、トップでもしようものなら一発でダメになるなど、
問題も多くありました。
それが19世紀に誕生しましたガッタパーチャボールによって状況は一変します。
フェザリーボールと比較して大量製造が可能、安価、丈夫で長持ちするガッタパーチャボールの登場により
ゴルフは一気に普及します。
~~~~~以上、余談になるゴルフボールの昔話でした~~~~~
当時使用されていたガッタパーチャボール、その表面は突起やくぼみなどの無いツルッとしたデザインでしたが、
使っているゴルファーたちが経験則で感じ取っていた
「使い始めてすぐのボールよりある程度使って表面にキズがあるボールの方が飛ぶ!」
という発見をメーカーがボール製造に取り入れ始めた結果、
表面にディンプルの始祖となるイボイボやメッシュが入ったものが作られるようになりました。
ゴルファーの飛距離への貪欲さは、この当時から現在まで変わらずにあったのですね(笑)
そしてそれから100年以上が経ち、現在のディンプルの形になりました。
その間、メーカーも形状、大きさ、個数、表面占有率などを研究に研究を重ねて改良されてきております。
つまり!新しいボールは飛ぶのです!!
…え?打感の違いはどういうところからものなのかですか?
そ、それはディンプルではなくコアやカバーのお話で…そっちはまた明日にでもっ!
それら最新のディンプルを表面にまとったゴルフボールのお買い求めもGOLF EFFORTへ是非どうぞ!!
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