スチールファイバーの選び方は? CWとの違いは?
今回は大人気『スチールファイバー』について、
よくある質問を御紹介いたします。
問1「スチールファイバーのiシリーズとfcシリーズはどう違うの?」
スチールファイバーにはいくつか種類がありますが
その代表的なモデルが『iシリーズ』と『fcシリーズ』です。
『iシリーズ』
・安定性と飛距離性能のバランスが取れた設計。
・ラインナップは70g~125gまで。
・同重量帯でもフレックスによってキックポイントが変わる。
(例)i95Rは中調子、i95Sは中元調子
【iシリーズのスペック】
『fcシリーズ』
・番手別に弾道をコントロールしている設計。2~4番は先中調子、5~7番は中調子、8~Pwは中元調子と変化をつけて、ロングアイアンほど球が上がりやすくなっています。
・ラインナップは70g~115gまで。
【fcシリーズのスペック、キックポイントの変化】
問2「商品名にCWが付く/付かないはどう違うの?」
CW表記あり・・・テーパー仕様
CW表記無し・・・パラレル仕様
テーパーとパラレルの違いについて
どちらかと言えばクラブ設計側に必要な情報であり、
お客様目線としてはそこまで気にしなくてもよいのでは・・・と思います。
ちなみにキャロウェイゴルフやスリクソンでは
『スチールファイバーはテーパーのみ対応』と表記されています。
さらに注意点として
iシリーズの中で「i80cw」と「i95cw」の2種類については
「CWだとしても、CW表記はされていません」
理由はとくにわかりませんが
i70cw、i110cw、i125cwにはCWと表記され、i80cwとi95cwには書いていません。
エアロテック社がトゥルーテンパー社に買収される前は、i95cwと表記されていた時期もあったそうです・・・。
問3「スチールファイバーはどんなシャフトなの?」
カーボンとスチールの要素を併せ持つハイブリッドシャフト「スチールファイバー」。
カーボンの外側にスチール繊維を巻き付けている為、
無駄な挙動やパワーロスを最小限に抑え、球の高さと飛距離を安定させる事ができます。
一般的なカーボンよりはやや硬めなので、95g以下で選ぶ場合はRフレックスもオススメです。
実際の重量よりもやや重く感じるといった声もあり、
他のカーボンシャフトによくみられる“手元重心ぽいフィーリング”は少ないと思います。
そしてスチールファイバーの最も評価すべき点は
『つかまり過ぎない』という事。
とある有名コーチが「左へのミス(曲がり幅)が半分になる」と評しているように、
“つかまらない”ではなく、“つかまるけどつかまり過ぎない”という点が非常に優れています。
飛距離、方向性、打ち出しの高さ、さらに左へのミスを軽減できる点は
スイングスピードの速さに関わらず、多くのゴルファーに恩恵をもたらす性能です。
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