勘違いされがちな「低重心」の真実
皆さん、低重心のクラブと聞いてボールが上がりやすいor上がりにくい、どちらを想像しますか?
比較的やさしい仕様を想像される方が多いかとは思います。
ちなみに正解は「ウッドかアイアンかで全く違います」
ウッドで低重心の場合は重心より上、いわゆる有効打点距離が広くなりバックスピン量が減少し、
ボールの吹き上がりを抑える効果が期待出来ます。
しかし吹き上がりを抑えるという事は当然ボールの上がりやすさに関しては上がりにくくなってしまいます。
(余談ですが、かつてスイングでアッパーブローがもて囃されたのも、当時のクラブだと少なかった有効打点位置でボールを打つための
工夫の一環だったりするのです)
対してアイアンは重心が低ければややトップ気味に当たっても高さが出てくれたりなど、むしろボールが上がりやすくなります。
薄く当たりがちなアベレージゴルファーにはうってつけなのです。
(同じMIZUNOのMPシリーズでも重心の高いMP-4、低くてやさしいMP-H4、その中間のようなMP-59と
重心高さも多種多様です)
ただし!「低重心アイアン=やさしいなら何故1ストロークいくらでプレーしているプロは使わないのか?」となりますよね。
実はアイアンでもドライバーと同じ原理が働き、ダウンブローで若干ながらも高めの位置で打てる上級者の場合は、
重心より上のウッドで言う有効打点位置で打つ事になってしまい、ロースピンのよく飛ぶボールになってしまいます。
ですのでダウンブローで打ってらっしゃる方が、やさしいからと言って低重心アイアンをチョイスしますと…アイアンで棒ダマが出てしまい、
結果全然やさしくなかった、なんて事もありました。
皆さん!重心高さが大事なのはドライバーだけではありません!
ご自分に合った重心高さのアイアンのご用命もGOLF EFFORTへどうぞ!!
ゴルフエフォートオンラインショップ
コメントを投稿するにはログインしてください。