≪ゴルフボール≫ ピースの違い・選び方について
さて今回はゴルフボールについて
いまさら聞けない用語などをわかりやすく御説明していきます!
■目次
1、ディスタンス系とスピン系とは?
2、ピースの数によってどんな違いがあるのか?
3、ゴルフボールの選び方
4、人気ボールの御紹介
1、ディスタンス系とスピン系とは?
■ディスタンス系
・ボールの外側(カバー)が硬く、内側(コア)が軟らかい。
・打感は硬めが多い。
・飛距離を求めるゴルファー向き。
低スピン設計が多いため、ヘッドスピードが遅い方は飛距離ロスの可能性も。
ボールの箱裏に“対象ヘッドスピード”を記載していることもあり、購入前にチェックしましょう。(注:記載がないボールも多い)
■スピン系
・ボールの外側が軟らかく、内側が硬め。
・打感はソフト~超ソフトが多い。
・コントロール性やスピン性能を重視するプロ・中~上級者好み。
(画像はタイガーが使用するブリヂストン TOUR-B XS -TW Edition-)
タイガーがボールを決める際、
必ずショットのコントロール性やパッティング感覚を重視するというのは有名な話。
ショットの重要性に対しては、特に意識の高いタイガーならではの考えですね。
2、ピースの数によってどんな違いがあるのか?
■ピースについて
ボールは複数の層から形成されており、その核となる中心部分を「コア」と言います。
この「ボール構造が何層か」によって
2層構造を“2ピース”、3層構造なら“3ピース構造”と呼びます。
■2ピースの主な特長
・設計がシンプルなので、比較的に安価が多い。
・種類はディスタンス系、打感は硬めなものが多い。
《レンジボールについて》
練習場で使われているレンジボールは主に1~2ピース。
「練習場」は英語で「Driving Range(ドライビングレンジ)」と言い、
そこからレンジボールと名付けられ耐久面を重視した専用設計です。
「2ピース=飛ばないボール」という意味ではありません。
■3ピース以上の主な特長
・各メーカーの主軸となるボールが多い。
・反発性能やスピン性能など、性質の異なる複数の層で作られている。
・その設計上、やや高単価が多い。
例えば、
「飛んで止まる」「ドライバーは低スピン、ウェッジは高スピン」
このようなフレーズを聞いた事ありませんか?
性質の異なる複数の層は、加わる力の大小によってその働きに違いがあります。
・大きい衝撃(主にウッド系)は中心層まで力が伝わる。
・小さい衝撃(ウェッジやパター)は外側層の働きが強く、中心層の働きは少ない。
この働きを進化させ、さらに打感や打音の違いでボールの特色を生み出し、
各社を代表するボールになっているのです。
(画像はエフォート25周年記念に作られた“No.25”をプリントしたボール。店頭・HPより販売中です。)
3、ゴルフボールの選び方
■どのように選ぶべきか?
まず知っておきたいことは
飛距離を求める時、
理想的なスピン量はおよそ2.000~2.500回転と言われています。
「ディスタンス系ボール」と「低スピン系ドライバー」
ヘッドスピード次第では理想的なスピン量が得られず相性が悪い場合も。
「人」「クラブ」「ボール」
それぞれの相性が複雑に絡み合うのがゴルフの奥深さ。
難しく考えるより、
まずは人気ボールを試してみるのが一番良いのかもしれませんね。
事前に何人かのお客様に話を聞いてみましたが、
ボールを選ぶポイントとして「パッティングの打感で決める」という意見が多く集まりました。
4、人気ボールの御紹介
エフォート全店の集計結果(2019.6.29~2020.6.29)から
人気上位のボールを御紹介です。
■タイトリスト Pro V1(3ピース)/Pro V1x(4ピース)
世界シェアNo.1。
アマチュアからプロまで世界中のゴルファーに愛され続ける不動のシリーズ。特にアプローチやパッティングの感覚を重視するゴルファーが使っています。
同伴者と被らないよう「ローナンバー」「ハイナンバー」「ダブルナンバー」、さらに色分けで「イエロー」まで発売されています。
それはユーザーの多さゆえの配慮。いかにこれまでPro V1が支持されてきたかを物語っていますね。
打感は「Pro V1」が非常にソフト、「Pro V1x」はソフト。
飛距離に関してはシリーズを重ねる度、ほぼ差が無くなったと言ってよいでしょう。
この一年で最も売れたボールです。
■スネルゴルフ MTB BLACK(3ピース)/MTB-X(3ピース)/MTB RED(4ピース)
タイトリストに7年間在籍、その後テーラーメイド・アディダスゴルフ社で研究開発部門の責任者になった経歴をもつディーン・スネル氏。彼が手掛ける注目のブランドです。
「プロ契約なし、余計なコストなし」
この理念に基づいた一級品のコストパフォーマンスで一気にブレイク。昨年発売された「MTB-X」も確実にリピーターを増やし、エフォート人気No.2の地位まで上り詰めました。今や“Pro V1を最も脅かす存在”と呼べるでしょう。
ディーン・スネル氏がこれまで携わったボールは
タイトリスト「Pro V1」「Pro V1x」のほか、テーラーメイド「TP Red LDP 」「TP Black LDP」など錚々(そうそう)たるボールばかり。
Pro V1/V1x シリーズを使っている方にオススメのボールです。
■テーラーメイド TP-5(5ピース)/TP-5x(5ピース)
現世界ランキング上位を占めているテーラーメイド契約のプロ達。そのプロ達の活躍を支えているボールこそ5ピース構造「TP-5/TP-5x」です。
【主な使用プロ】
TP-5:ローリー・マキロイ、ジョン・ラーム
TP-5x:リッキー・ファウラー、ダスティン・ジョンソン。
2017年発売から約3年ほど経ちますが、このボールの欧米通算勝利数は相当なもの。通常、技術力を伴う5ピースは存在自体が珍しく、常に新テクノロジーを生み出してきたテーラーメイドの主軸商品になっています。
コントロール重視の「TP-5」、真っ直ぐ飛ばす「TP-5x」と覚えて下さい。
【最後に】
ボール選びは「まずは試してみる」に尽きます。
しかしゴルフ上達の為には「頻繁にボールを変えないこと」も重要。
(距離感が定まりにくいため)
それでも『改革なくして成長なし』『変化なくして進化なし』
進化論で有名なダーウィンが言った言わない諸説ある言葉ですが、私は好きなフレーズです。
人気商品と呼ばれるボールだけでも一度試してみてはいかがですか。
「これは最高か♥」と思えるボールに出会えるかもしれません。
それでは
今回も最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございました。
ゴルフエフォートオンラインショップ
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