MODUSの選び方(その弐)
さて今回も昨日に引き続き
MODUSの特徴について考えていきたいと思います。
その前に、
なぜ今、MODUSについて述べるのか!?
それは昔からスチールシャフトといえば『DMG』、『NS950GH』。
この2つが主軸になり、ゴルフ業界は歩んできました。
勿論これまでに数多くのシャフトが発売されましたが、スタンダードと呼べるまでには至らず。
ですが、今やMODUSはメーカーの既製品スペックとして、多くのカタログに登場するまでになっています。
つまり今のスチールシャフト業界には、
『DMG』、『NS950GH』、そして『MODUS』という名前が欠かせなくなってきているのです。
それなのに『MODUS』をよく知らないという事は、実に勿体ない事ではないでしょうか。
完璧な表現は出来ませんが
この記事で少しでも参考になれば幸いです。
③MODUS 125
Kp:元調子
シャフト重量:128.5g(FLEX:S)
→トゥルーテンパー社の有名な『DMG』の対抗馬と呼べるのが、この『MODUS 125』ではないでしょうか。
重量級シャフトとしての硬さは平均的な部類。DMG(S200)とほぼ同等レベル。
左を嫌う仕事、そして粘り重視のテイスト、キックポイント、重量帯、
それはまさしく「DMG」に近い設計。
では何が違うのか? その違いを表現するのはとても難しい事です。
スペック的には近い。シャフトに求める仕事も同等とも言えます。
あえて表現するのなら、『DMGより僅かに走る』。
もしくは『僅かに粘り感が薄め』といったほうがよいでしょうか。
やはりMODUS 120から派生しているからでしょう。そこには違いがあり、DMGと全く同じではないのです。
④MODUS 105
Kp:元調子
シャフト重量:106.5g(FLEX:S)
→重量帯としては「軽量級と中量級の中間」と言ったほうがよいでしょうか。
MODUSシリーズでは一番新しいモデルがこの『MODUS 105』。
ではその特徴は?
それは中軽量級としては『硬さが強め』という点。
下手に重くないだけに、フィーリングは一般的なFLEX(S)よりも硬さを感じやすいと思います。
なぜなら、重量級ユーザーが求めるテイストがMODUS105には含まれており、重さが減る分、硬さが際立つという話です。
それはこのシャフトの最大の特徴ともいえる、軽くてもショット安定度が高い『低スピン』要素を含んでいるからなのです。
この性能こそ『普段の重たいスチールシャフトが辛くなってきた』という方に最も効果を発揮します。
軽さはヘッドスピードを上げる事にも繋がり、それでいて球筋は暴れにくい。
ショートアイアンを中心とした、安定したコース戦略を可能にします。
さらに元調子としては数少ない『シャープな振り心地』もおすすめです。
忘れてならない点は、『中軽量級としての硬さは平均以上』という事。
これだけは数値で判断できないフィーリング。
わりと面白いのはMODUS 105(R)。しなりの中に芯を感じられるフィーリングです。
NS950GH(S)ではやや不安定な方、試してはいかがでしょうか。
以上、
2日に渡り御紹介したMODUSシリーズはいかがでしたか。
これまでいろいろなお客様と接し、感想を聞き、その中で私なりの表現で書いてみました。
なるべくカタログには載っていないような視点を意識した為、
伝わりにくい、そして足らないところもありますが、その点についてはなにとぞお許し下さい。
そしてMODUS以外のシャフトについても聞きたい!という事であれば
お気軽にコチラまでお問合せ下さい。
ゴルフエフォートオンラインショップ
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